居場所をください。
………あれ?
「隼也、元気ないじゃん。」
「んー?まぁー
休みがなくて眠い。」
「え、そうなの?」
「隼也はバラエティにも出てるから
もう4ヶ月くらい休みないんだよ。
12月も休みなしだしな。
少しは仕事選べよ。」
なんて長曽我部さんがいうくらいだから
本当にかなりキツいんだろうな…
「なら今日も無理してこなくて良かったのに。
帰る?」
「だって俺だけ行かねーのも嫌じゃん。
1日でも休むと俺の場所なんて
すぐ誰かに取られそうで。
仕事も、プライベートも。」
「……バカじゃん。
まぁ、確かに仕事はさ
代わりのやつなんていっぱいいるかもだけど
隼也は隼也じゃん。
貴也にとっても私にとっても
芸能界初めての友達は隼也だもん。」
「……ありがとな。
でもさー、貴也はすごいよな。
仕事、休んだんだもんなー。
俺には怖くて無理だわ。」
「でもさ、テレビだけが全てじゃないじゃん?
舞台に出れる隼也は、
他の役者とは違うんじゃない?
バラエティ出て、ドラマ出て、映画でて
その上舞台で全国回るなんてさ
そんなの過酷すぎるに決まってんじゃん。
貴也なんてちょー仕事選ぶんだからね?
私だってテレビの仕事はほとんど断ってるし。
少しは制限しなって。
まーそれであんまりテレビでなくなったとか
いちいち言われるかもだけど
そんなの関係ないじゃん?
あんま気にしちゃダメだって。」
……って、なんで後輩の私が
先輩の隼也を励まさなきゃいけないんだ。
普通逆でしょ。