居場所をください。


━━翌日


7時半過ぎ

貴也が高橋を送っていくといい

二人は家を出ていった。

仲が良くてなにより。


私は、というと洗濯を干し

掃除は掃除機に任せ

私はパソコンの前で、次に出す

シングルの2曲目の作詞をしていた。

すらすらと、書きたいことだけを。

ありのままの私の言葉で。

……ね。



""お前の友達になりたい"って
あの日君が言ったことを
色鮮やかに覚えているよ

ずっとそばにいてくれたのに
毎日声をかけてくれてたのに
ずっと気づかずにいてごめんね

友達ってこういうもんなんだね
君がいてくれたから
私もやっと気づくことができたよ

君がいてくれたから
思い出がまたひとつ増えて
君がいてくれたから
私はひとりじゃなかったんだ

君がいなきゃ私は
きっと強くはなれなかったよ


"お前、なにかあったのか?"って
なにも言わずにわかってくれて
焼肉付き合わせてごめんね

私の彼氏と仲良くするとことか
自分の彼女を私に会わせるとことか
そういうとこ だいすきだよ

私の中にある3つの"だいすき"
その中のひとつを
君だけに捧げることにするよ

君がいてくれるから
昔の自分と戦える
君がいてくれるから
昔の自分を忘れずにいられる

君がいなきゃ私は
きっと優しくなれなかったよ


また何かあったときは頼むよ
だから君ともなにかあったら
すぐに私に連絡してきてね

あなたは私の最高の友達だから
あんたにとってもそうでありたい
だからたまには素直に伝えるよ


だいすき。"


「……よし。」


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