居場所をください。



「そういえば貴也明日仕事何時から?」


「あー、ちょいまだ確認してないんだよ。
長曽我部さんに聞いて。」


「えー、私みたいなこと言わないでよ」


・・・美鈴みたいなこと…確かに……


「長曽我部さん、貴也明日何時からかわかる?」


「俺に聞くなよ
明日貴也は海外ロケだから成田に6時だったと思ったけど」


「え!?はやっ!」


「6時?……え、嘘ですよね?成田に6時?
しかもなんも支度してねぇ…」


「まぁ日帰りっつーかさっさと撮ってさっさと帰ってくるから貴也は特に持ってくもんねぇけど
でもたぶん今日あとで佐藤が迎えに来て成田の近くのホテル取ってるはずだけど。

撮影が押したら予定の飛行機乗れずに帰り遅くなって成田の近くのホテルにまた泊まるとかも言ってたし」


「え、じゃあ貴也今日からいないの?」


「そうだと思った。
ちゃんと佐藤に確認しとけよ。

まぁ佐藤も夜まで仕事だから迎えも20時頃だとは思うけど」


・・・まじかよ。
そんなハードなのかよ、俺のスケジュール…


「じゃあ私、今日から長曽我部さんち泊まりに行こっかなぁ」


「はぁ?子供たちが寝る場所がねぇよ。うちじゃ。」


「んじゃ長曽我部さんがうちにおいでよ!
そしたら明日迎えに来る必要なくなるじゃん」


「はぁー?」


「お願いお願い!」


「・・・どうせ俺に飯作らせる魂胆だろ」


「あはは、バレバレか。」


「でもお前んちだと俺が寝る場所ねぇだろ。
空いてた部屋は子供部屋になってんだろ?」


「布団あるから大丈夫だよ」


……ほんっと、仲いいよな
美鈴は25、長曽我部さんなんてもう37なのに。

俺がいないからって2泊も共にするなんて。


< 4,484 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop