居場所をください。



「貴也くん、そろそろ行かないとだよ。

撮影間に合わないし。」


「え、あぁ。そうだな。」


私と朔也の会話ばかりが聞こえてた店内に

赤堀さんと貴也の声が聞こえた。


しばらくして貴也がお金を払い、お店を出ていった。



「はぁ…。」


「なに、ため息ついて。」


「やっといなくなったと思って。」


「やっぱあの二人付き合ってんの?」


「うん。事務所公認。」


「で、やけくそで失恋ソングな訳ね。」


「え!?美鈴ちゃん貴也の事好きなの!?今も!?」


「うるさいよ。

貴也には言わないでよね。」


「貴也はなんであの子と付き合ってんの?」


「好きだからじゃないの?」


「あいつが?」


「じゃないの?

私より詳しいでしょ。」


「……………俺は今あいつの考えてることがわからない。」


なに……………ほっとこ。



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