居場所をください。



私が歌詞を考えていると貴也が来た。


「あ、いらっしゃい。

なに飲む?」


「水あるからいいよ。」


そういって私の横に座った。


「歌詞?」


「うん。」


私は貴也を見たら一気に言葉が降りてきたから

パソコンに入力するのだけれど…。


「貴也、見ないで?」


「なんで?」


「恥ずかしいじゃん。」


「どうせ聴くからいいじゃん。」


「もー、いいの。」


私は貴也から離れて

パソコンの画面を見えないようにした。


「なら今やんなくていい。」


そういってパソコンを閉じさせた。


「俺が来てんだから仕事してんなよ。

さっさとこっちこい。」


「……………はいはい。」


素直じゃないなぁ。


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