30日間の彼女


隆行はももの記憶が戻るまで頑張って看病しようと思った。

数日たったある日…あきらめかけた時…ももが口に出した言葉。
「隆行…。」


「ももっ…。今俺の名前言ったのか?」
「うん。隆行。」
隆行は嬉しくてももを抱きしめた。


「もも…あん時はごめんな…。」
「えっ…?」
「いや…何でもない。」


俺は彼女と別れてももを守っていこうと決めた。


ももを妹としてじゃなく彼女として。
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