未来が見えない『Previously invisible』

✜✜ 異常なし


検査が終わり‥‥‥‥

画像を見ても、どこも異常なく
記憶が混んどくしているだけ
みたいだ。
目の方も異常なしだった。

「後は、リハビリと食欲が
戻れば退院できる。」
と、金井先生は言った。

「ありがとうございます。
金井先生。」
と、匠が言うと

「本当に良かったですね。
それに、できるなら、
もうあの事は、
忘れて生きて欲しい。」
と、言ってくれた。

姉さんと樹さんに、
異常なかったことを報告した。

それから、院長夫人(お母様)に
姉について貰い
皆で、話し合いをした。

由依さん、蓮さん、樹さん
院長、俺で話した。

三人へは樹さんから話が
された。

院長は、
「無理がある事は承知しているが
記憶の混んどくを理由として
琴音さんの記憶にゆっくり
入り混んで行こう。
幸に、由依さん夫妻や蓮君夫妻
樹のことは、記憶あるから
問題はない。

自分の両親の事は
記憶がない。
もちろん、奴に関してもない。
自分は、樹の嫁で
月紫ちゃんは、樹の子供だと
思っている。
彼女の世界を嘘で固めたくないから
自然に行こう。
記憶が、戻った時は、
また、皆で対応しよう。」
と、言った。

蓮は、
「今回の入院は、強姦魔に襲われ
殴られた事にします。
怖がらせないように
話します。」
と、言った。

由依は、
「月紫には話しました。
全てが、理解できたか
わからないけど。

お母さんには、お父さんの事は
忘れて欲しいって。
それに月紫は、
樹さんが好きみたいだから
問題ないよ。
名前も、樹さんがつけたんだよ
って、話したら
とても、喜んでいたから。」
と、言った。
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