未来が見えない『Previously invisible』
樹は、
「一度に、色々な話を聞いて
びっくりしただろ。
大丈夫か?」

「うん、凄い怪我だったんだね。
五ヶ月も寝ていて
その間に治ってるなんて
不思議。
意識が、あったら
痛かっただろうね。」
と、言った。
「そうかもな。
なぁ、もう嵌めてもいいだろ。」
と、指輪を琴音の左手にはめた。

樹の左手には、嵌められてた。

琴音は、ずっと
指輪を見ていたが

「樹、お仕事は?」
「少しまとめて、片付けたんだ。」
「また、海外にいく?」
「今、会社とも、話しているが
俺が、大変なときに、助けて貰って
いるから、海外も無下に
したくないんだ。」
「うん、樹は、ずっと
モデルの仕事頑張って来たからね。
私は、樹の思うように
してくれたらいい。
あっ、怪我したやつが
言うとおかしいね。」
と、言って笑っていた。

樹は、そんな琴音が
堪らなく愛しかった。

俺が、あの時
無理にでも引き留めていたら
琴音が、こんな思いしなかったんだ
と。

樹は、
「琴音、キスしたい
        良いか?」
と、言うと
琴音は、真っ赤になった。

樹は、初めは軽く、
角度を変えて
啄むように
それから、深く
舌を絡めて、吸い上げた。
「ぅん‥‥‥ン‥」
「琴音、そんな声だすと
   止まらなく····なるから‥‥」
と、言いながら
何度もキスをしながら
「琴音っ、愛してるっ‥‥」
「わたっ‥‥しもっ‥‥」
と、言って

二人は、離れては‥
追い求め‥‥
いつまでも、キスをしていた。

琴音は、疲れたのか寝てしまい
190㌢ある、俺には、狭いが
匠君が、寝ていたベットに
横になった。
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