僕の命が尽きるまで




【病気に侵されてるからだよ】


必死に、喉まで出かかったその言葉を飲み込んだ。



「気のせいよ……」


「そう、だよね」


「破片は私が片付ける。朝ご飯も今日は私が作るから。たまには、のんびりしてなさい」


「……僕も手伝うから」




病魔に侵されて。


余命宣告までされた人間が、普通に考えていつまでも元気に動けるわけがない。




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