俺が虜にしてやるよ。
まさかの同居
「またフランスに!?」



桜のつぼみが膨らむ季節、屋敷中にあたしの絶叫が響き渡った。




あたしは聖 真理亜。
ごくごくフツーの高校1年生・・・。のはず。

まあ、家がフランスの財閥っていうことだけ、周りの人と違うんだけど。


「私、絶ッ対行かないから!」

私は今、絶賛猛反対中。


私のホントの家はフランスにあるの。お父さんの仕事の関係で中学生の時から日本に来ていたんだ。だけど、どうやらフランスに戻るらしい。


私は、今の学校を凄く頑張って受験したんだ。離れられるはずがない。せっかく、合格できたのに・・・。このまま、JKになれると思ったのに。
 

「お父さん、私、この家に残る。」



「「「「は!?」」」




お父さんと、使用人の声が見事にハモる。

「1人で、住むもん!」

お父さんは、ため息をついた。


「そんなにフランスへ行きたくないのなら・・・、仕方ないな。この家に住むといい」

「えっ!いいの!?やったぁ!」

「ただし」

ん?何かあるの??

「私達がフランスへ行っている間、アンブロワーズ財閥にこの屋敷の管理をお願いした」

アンブロワーズ財閥。聖財閥と友好的立場である財閥。 

じゃあ、そこの人が住むっていうの?

「お前は、アンブロワーズ財閥の御子息、ノア様と暮らす事になる」

えっ、ノア様?誰それ。でも、暮らせるならいいや!

「わかったわ。その人と暮らす。だから、残らせて!」
 
こうして、私はノアっていう人と同居することになった。





この先どうなるかも知らずに・・・ね。
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