∞1208∞

有り得ない量の紙を吐き出したポストは
すっきり、と言った具合。

「なんやこりゃ」

玄関に散乱する紙。


取り上げて読むと

「え゛ぇ〜」

死ね

と書きまくられていた。



「和義!」


とりあえずリリィにロックオンし、殺意を覚えかけたあたしの後ろで
トモが既にコーヒーを啜りながら歩み寄る。
< 13 / 168 >

この作品をシェア

pagetop