未来から

あと、もう少し!

ガシッ


皐月「⁉︎」

足首に何か掴まれた⁉︎

足元に目をやると、先ほど気絶させたはずの浪士が私の足を掴んでいた


身動きが取りずらい!


皐月「離してください!」

浪士「悪いなぁ…はぁはぁ、こっちもなり振りかまってられないんだ」

この人と話している間に2人に囲まれた


浪士「すまないな、お前に恨みは無いが死んでもらう!!うをぉぉぉぉ」


1人が襲いかかってきた!


掴まれているのは片足だけだしなんとかなる!

ぐっと下に沈み込んで相手が私に切り込んでくるところを見計らって…


皐月「ふところがガラ空きですよ」



相手のふところに入り込んで鳩尾

我ながらとても良いところに入ったと思う


皐月「あぁもう!重い!」


その人がそのまま私に倒れこんできてしまってがたいのいい人だから重い…

皐月「んんよいしょっと!「かくごぉぉぉ」うっっっ!」


その人をどかした瞬間

後ろから脇腹にグサッと刺された

皐月「くっっっ」

ふらつき横向けに倒れこむ

まだ急所が外れていたからラッキーかもし、心臓にひとつきされていたかと思うとぞっとする

ドクドクと血が流れて

脇腹が痛い

皐月「くっはぁはぁ…っっ」

痛くても立ち上がる

余計に出血が酷くなる

立たなければだめ…壬生浪士組の隊士として!

浪士「くははっお前に恨みがないが、壬生浪士組殲滅のため死んでもらう!」

皐月「死なない!」

斬りかかってくるのをひたすら避ける



脇腹の怪我もあり、動きが鈍い


ザッ


皐月「つっっつ!!」


腕や首筋近くにかする


避けきれていない!傷が増え、追い込まれ


もうそろそろ限界が…


意を決して抜刀する


ごめんなさい!!

ザクッ


浪士「くっっっはっ」

浪士はばたりと倒れこんだ

多分…死んでしまった


皐月「はぁはぁ」

足の力が抜けて倒れこむ


刺された脇腹の出血が止まらなく痛いを通り越して感覚が無くなってきた






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