未来から

土方「おいガキ。お前の名前はなんだ?」


ぱっと顔を上げると、目つきが悪い怖い人がいた

眉間に凄い皺よってるし、鬼みたいな人


視線は鋭くて、冷たい


何で私ばかりこんな目にあわないといけないの?

その人の後ろには何人か人がいる

その人たちも目つきがするどい


土方「おい」


皐月「ひぃ!にっ西山皐月でしゅ…っ」

総司「ぷっ…くふふ」

さっき気絶させられた美少年さんに笑われた


噛んじゃったし恥ずかしい



という恥ずかしさより恐怖感が勝っていて、もう足もガタガタ震えてきた

涙が出るのも時間の問題だと思う


土方「お前は長州の間者か?」

皐月「違います‼︎…っ」


そう答えた瞬間、竹刀で腕を叩かれた

土方「もう一度聞く。お前は間者か?」


皐月「違います!」


その怖い人は少し口角をあげた


土方「どうしても、聞かないみたいだな。ちょっと痛い目にあってもらおう」


え?また、叩かれるの?


皐月「ああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」


私はそこから、何時間も木刀や暴力を受け続けた


もう感覚が無くなってきた


皐月「はぁ…はぁ…うっ…うう」

涙しか出てこない



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