婚約者は高校生


俺にとっては嬉しいことだけどな。

これだけいれば俺好みの脚の持ち主がいるんじゃないだろうか。

理想の脚を一度でもいいから見てみたいものだ。

俺は彼女を待つ間、軽く腕を組んでさりげなく女子生徒の脚をチェックする。

まずは一人目。
短いスカートで太ももまで見える。

きっと自信があるのだろうけど……細すぎ。

その横のお友だちは…ちょっと筋肉質かな。

アスリートの脚も悪くないとは思うが、さわり心地が悪そうな感じがして好みではない。

次の子は周りに比べてふくよかな感じ。

膝枕してもらったら気持ちよさそうだ。

筋肉質よりはふくよかな方がいいけど、俺の理想の脚ではないんだよな。

しばらく観察していると、俺の近くで歩くスピード緩めたり、止まったりする脚が増えてきた。


邪魔だな。
手前の脚はもう見たんだ。
俺はその後ろに隠れた脚が見たいのに。


ふう、と息をついたのと同時くらいだっただろうか。



「あのぉ…誰か待ってるんですかぁ?」



甘えるような猫なで声で声をかけられた。

< 29 / 103 >

この作品をシェア

pagetop