野良猫は膝の上で眠る

「ずるい……。」

はるがぼそりと呟き私を後ろから抱きしめた。

「はるどーしたの?」

「俺には最初警戒してたのに。綾には普通だし。」

友達といるはるは、子供っぽくなるらしい。

「はるのお客さんに嫌な思いさしちゃだめだから。」

「ふーん。」

「こんなはる初めてみるわ。」

はるは納得してなさそうで綾にはこのはるが珍しいみたいだ。

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