御曹司はかりそめ若奥様を溺愛中
箱の中はボールペンではなくティアドロップ型のペリドットのネックレスだった。
お土産にしては高価すぎやしないかと躊躇するが
それよりも鈴城君からの初めてのプレゼントに信じられない気持ちと
うれしさの余り抱きつきたい衝動に駆られる。
「ほ・・・本当にこんな高価なもの私が頂いてもいいの?」
正直身につける物を贈られるとは思ってもいなかった。
じゃあ、一体何を期待していたの?と聞かれるとそれもよくわかんないけど
とにかくアクセサリーなんて想定外だった。
だってこういう物ってやっぱり特別な人へのプレゼントでしょ?
「他にプレゼントする人なんかいないし・・・・でもいらないって言うならー」
「いる!」
咄嗟に出たのは紛れもなく本音。
と同時に素の自分が出たんじゃないかって思わず手を口に当てた。
やばいやばい・・・・
鈴城君は小さくため息を吐くと私の持っているネックレスをケースから取り出した。
「後ろ向いて」
「え?」
「いいから。後ろ向いて」
鈴城君は私の胸元まである髪の毛を片側に寄せる。
首に鈴城君の手が微かに触れ一気に鼓動が激しくなる。
そしてネックレスを私の首にかけ、留め具をはめてくれた。
耳元で「こっち向いて」と言われた私はロボットのようにぎこちない動きで
回れ右をした。
鈴城君は片方に寄せた髪の毛を元に戻すと一歩だけ後ろに下がりながら私をじっと
みる。
もう口から内蔵が出ちゃうんじゃないかって思うほどドキドキして自分の視線をどこに
向ければいいのかわからなくてちょっとしたパニック状態だ。
そんな私の気持ちなど知るよしもない鈴城君は目を細める。
「すっげー似合ってるよ」
予想外の言葉に顔が真っ赤になる。
「あ・・ありがとう」
それ以上の言葉を探す余裕などなかった。
お土産にしては高価すぎやしないかと躊躇するが
それよりも鈴城君からの初めてのプレゼントに信じられない気持ちと
うれしさの余り抱きつきたい衝動に駆られる。
「ほ・・・本当にこんな高価なもの私が頂いてもいいの?」
正直身につける物を贈られるとは思ってもいなかった。
じゃあ、一体何を期待していたの?と聞かれるとそれもよくわかんないけど
とにかくアクセサリーなんて想定外だった。
だってこういう物ってやっぱり特別な人へのプレゼントでしょ?
「他にプレゼントする人なんかいないし・・・・でもいらないって言うならー」
「いる!」
咄嗟に出たのは紛れもなく本音。
と同時に素の自分が出たんじゃないかって思わず手を口に当てた。
やばいやばい・・・・
鈴城君は小さくため息を吐くと私の持っているネックレスをケースから取り出した。
「後ろ向いて」
「え?」
「いいから。後ろ向いて」
鈴城君は私の胸元まである髪の毛を片側に寄せる。
首に鈴城君の手が微かに触れ一気に鼓動が激しくなる。
そしてネックレスを私の首にかけ、留め具をはめてくれた。
耳元で「こっち向いて」と言われた私はロボットのようにぎこちない動きで
回れ右をした。
鈴城君は片方に寄せた髪の毛を元に戻すと一歩だけ後ろに下がりながら私をじっと
みる。
もう口から内蔵が出ちゃうんじゃないかって思うほどドキドキして自分の視線をどこに
向ければいいのかわからなくてちょっとしたパニック状態だ。
そんな私の気持ちなど知るよしもない鈴城君は目を細める。
「すっげー似合ってるよ」
予想外の言葉に顔が真っ赤になる。
「あ・・ありがとう」
それ以上の言葉を探す余裕などなかった。