イケメンわんことの暮らし方

「でさっ、ここリビングだよね?何っ?この散らかしよう・・・もっと綺麗に使ったら?」

「・・・」

何も言えない。悔しいいいぃぃぃー!!

「今日から2人で暮らすんだならさぁ・・・」

「ふっ・・ふたりぃーー?!いっ・・・いつからよ!!」

「だからぁ、、、今日からって言ってんじゃん。」

「だっ、誰が決めたのよ!!」

「あんたの親。」

「・・・へっ?」

「だからさぁ、あんたの親だって。」

「えええぇぇぇーー!!!!」

あたしの親が決めた?あたしに何も連絡もなく?なんで?!どうして?!

しかも、なんでこんな人と?

びっくりして久しぶりに大声を出してしまった。

「はぁ・・・変な人と同居かよ」

へっ・・・「変な人」って言われた・・・。

クルクル頭に・・・。

きっと170cm以上はある。

だって、あたしがら156cmだから・・・

いやいや、今は関係ない。

「なっ、なんであたしなんですか?」

あっ、変なこと聞いてしまった。

あぁ、だから「変な人」って言われるんだ・・・。

はぁ・・・。

「なんでって、オレの通う大学がここから近いから。」

「あーそうですかぁ・・・」って、そんな問題で〝同居〟ってないない。

「いや、無理です。」

「はぁ?あんたの親が決めたことだろう?それにここ、あんたが家賃払ってるワケじゃあないって聞いた。」

はい。そうです。

「で、オレ、一人暮らしとか無理なんだわ。」

「へっ?」



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