イケメンわんことの暮らし方
「でさぁ、あんたは家事よろしく。それから、このリビング片付けといてね。オレ、汚いの無理なんだわ。」
はぁ?
ここ、そりゃあ〜家賃は親に払ってもらってますけど・・・一応、あたしの家だし・・・なぜ、あたし命令されなきゃいけないんですか?
「ってことで、よろしく。」
そう言ってプードルはリビングから出て行った。
放心状態。
「えっ?何か言いましたかぁ〜?聞こえませぇ〜〜〜ん。」って子どもじみたセリフを吐いたあたし。
バカっぽ。
「あっ、オレ、ここを出た左奥の部屋を使うから。」
「・・・」
まっ、待って、あたしのさっきのセリフ・・・まっ・・まさかねぇ〜
ははははは。
・・・聞かれた?
「そんなまさかねぇ〜」
ある訳ない。うんうん。絶対にない。
だって、左奥の部屋に行ってるから。
「あっ、あとさぁ・・・」
「なっ・・・何?」
びっ・・びっくりしたぁ・・・。
ってか、いつの間に?
「その子どもじみたこと言うの辞めたら?」
「・・・」
やっ、やっぱり聞かれてたぁーー!!
ガーーン・・・。
また変な人扱いされる...。
それに恥ずかしい!!
恥ずかしすぎる!!