好きにさせて





けちーと言うコトハをなんとか説得し、帰りはコトハが迎えに来るまでわたしは教室で待機ということになった。

…めんどくさ。何がというと。



「まじでどんな関係なの〜?」

「下僕と主人とか〜?」

「彼氏彼女とかはまずありえないけどさぁ〜」


「何の話してたの〜?」


こいつらだ、こいつらがめんどうである。


授業開始のチャイムがなっても女子は口を開き続ける。先生、わたしのせいじゃないからな、コトハのせいだ。

コトハはたぶん、いま保健室でだらだらしているであろう。ずるいぞ。



授業が終わると、すぐストーブは女子にかこまれる。



「あ〜まっぢさみぃ〜」


「ウチら自販機行ってくるわ〜」


「アタシココア飲みた〜い」

「りょ〜」


残された女子は大人しくストーブに手をかざしている。わたしもふくめて。


そして自販機組が帰ってくると、温かい飲み物が支給された。


「まぢ神〜、ありがと〜」

「あったけぇ〜、手の感覚戻ってくるわ〜」


そしてわたしも飲み物を貰ったんだけど…。



「何これ!?しじみの味噌汁!?」


嫌がらせ!?嫌がらせなの?!てか、こんなのどこに売ってんだよ!せめて、おしるこぐらいにしといて!まじで!



「いや〜、さくらっちそれ胃に良いよ〜」


「別に酒飲んだわけでもねぇよ」


「ウチらの優しさのかたまりだよ〜感謝ぷり〜ず」


なんであんたちょっと美味そうなミルクセーキ選んでんだよ、わたしもそれが良いわ。



「おまえら本音を言え」



「「「「佐倉 琴波くんと話してんじゃねぇーよ」」」」



「やっぱりかよ!それか!それが原因かよ!」



おまえら本当仲良しだよな。





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