母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
「気になるの?」

そう、ミキちゃんが言葉を続けた。

 私は慌てて、

「そうじゃなくて、なんかすっごく性格悪そうなやつだから、
みきちゃんと知り合いなんてありえないと思って」

そのミキゃんの小悪魔的な笑顔を見て、
〈ドキッ!〉
とした自分がいた。

 その時に思ったのが、
〈もしかしたら・・・〉
そんな気持ち。

 そしたらミキちゃん、私の気持ちを見透かしたように、
「Ash・アッシュ]とはなんでもないよ。
ただの友達」

 って、笑いながら言った。
そりゃそうだよね。
ミキちゃんには愛するダーリン”ジョン ”がいるもんね。

「私、今は休学中で、学生だったら授業に出てるはずの、
変な時間にお散歩してたりするでしょ?
そん時にAshも同じようにウロウロしてたりするのよ。
だから、『授業じゃないの?』とかって声かけたのが始まり。」

 「え!」

 私は短く驚いた。
〈私の時は無視されたのに、ミキちゃんとは話したんだ〉
って思った。
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