母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 寧子は、往復2時間近くかけて、
買い物することに驚いていたけど、
私は、あさひが車を買う事の方が、
気になった。

 「ところで何?」

 急にヤマさんが、聞いてきたから、
寧子が、

「何って失礼だなー、
いつでも遊びに来いって言ったから、
来たんじゃんかー」

「なんだ、手ぶらで来たのか」

 そう、ヤマさんが言うと、
自分の手を胸に持って行って、
手ブラのポーズ。
 
「オヤジ!やっぱ関西人だわ」

 寧子が呆れて、笑った。
私は、そんな事はどうでも良くて、
あさひを探したが、見当たらなかった。

「ヤマさん、Ashは?」

 私が聞くと、

「あいつ、一日中、学校か図書館だよ。
この前も、図書館が24時で閉まっちゃうことに、
文句言ってたから。
 U of Iとかなら、図書館は24時間開いてるのに
ってさ。」

 私は驚いて、

「え、いつも閉館まで図書館にいるの?」

 そう聞くと、ヤマさんは

「99%図書館だね。
しかも、絶対閉館までいるよ」

 そう、教えてくれた。
< 88 / 158 >

この作品をシェア

pagetop