体温は嘘じゃない

1人の夜②

これは高校3年生の夏休み
まだ蒸し暑い夜に、再び1人の私は寂しさを埋めるようにバイト先の仲の良い男の子を家に呼んだ。
男の子(以降:よっちゃん)は私に言った「いつもこんなふうに1人なの?」「寂しくないの?」と。私は「寂しくないよ~もう慣れた」と言ったけれど心の中では《寂しいよ1人だよ》《この寂しさを埋めてよ》なんて思ってた。
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