ねぇ、松風くん。~潤*祐樹side~
…なんて、な。
自宅に戻った俺は自分の部屋に着くなりスマホを取り出す。
LINEを起動させ、探すのは【佐藤 苺】の文字。
「…あった。マイ…ねぇ。どう見ても…イチゴだろ。」
そんな独り言を漏らしながら文を打つ。
【帰宅!寒かった´д` ; 】
送信。
数分後、帰ってきたメッセージを見て俺の頬は自然とにやける。
いや、マジなにこいつ。
【無事帰宅して何より。
帰りは苺と一緒じゃないから
寒かったんじゃない(*`へ´*)⁇】
可愛い。
顔文字が苺ちゃんに似てる。