地獄少年~麗~

第2関門

私はまた『麗』が10秒ほどで
起き上がると思ったが・・・・・。
起き上がらなかった。

「ところで・・・・『麗』?
 第2関門はマダなの?」
「もうちょっと・・・・・・」

『麗』は倒れたまま答えた。
「・・・・・・・」

「よし!!」
「わ!!」

今回は倒れなかった。
「行くぞ!!」
「う・・・うん」

私は、まだ気づいていなかった。
『麗』のお兄さんが第2関門だったなんて・・・・。
< 30 / 32 >

この作品をシェア

pagetop