夕日を思い出して  
見覚えの人が隣に座っていた。
一瞬疑ったが、それは正真正銘蓮だった。
私は蓮覚えてると言ったが、
あなた誰ですか?といわれてしまった。
心が折れたように感じた。
蓮なのになんか違う。
笑顔も見せないし、まるで別人だった。
そして入学式が始まった。
私は少しでも蓮の力になろうと近くにいた。私の母が蓮だと気づいてしまった。
蓮は私の母には挨拶をしていた。
蓮『お久しぶりです。おばさんお元気でしたか?』
母『あー。蓮くん久しぶり。蓮くんいろいろ大変だったでしょ。今日ウチに来ない?』
蓮『少しお邪魔します』
母『ずっといてもいいわよ笑』
あっ。はい!と蓮は言い、私と母の元からいなくなってしまった。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop