龍神のとりこ
シオウのくちびるがそっと離れた。

見つめ合う、ジンの気持ちが昔のように自分に全て向いているのを感じた。

柔らかいくちびるをもう一度味わう。



「おまえは少し眠っていろ。」

「シオウ、、!」

シオウはジンを寝所へと飛ばした。

そして彼の姿も消えた。



ぱらぱら、、、と壁がら剝がれ、

一瞬にして彼らのいた部屋は崩れ落ちた。


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