龍神のとりこ
ジンはさっと部屋中を見渡した。

「随分派手にやったのね。物音は抑えてたみたいだけど。」

「何のことだ?」

ジンがシオウの手をぎゅぅっとつねった。
大げさに痛がるシオウ。

長い銀髪にジンが手が入れた。

梳いていくとぱらぱらと何本かが抜け落ちる。

「シオウ、、もうあの子達に構わないで。」


シオウの大きな身体は彼らが去った今も肩で息をついているように見えた。

「あたしはもう大丈夫、シオウさえ居れば大丈夫だから。要らない力は使わないで。あたしの傍にいて、ね?」

疲労の見えるシオウに、ジンはくちづけをした。
シオウの額の汗が引いていく。

顔色が生気に満ちていく。



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