龍神のとりこ
12.龍神と巫女
「・・ハク?コハク?」
「、、ああ。」

今、確かにーーー、


こちらに迫る気があったが、、


「トーコ、木の棒など握りしめて何をしている。」
「だって、コハクが難しい顔してるから、、
いるの?何か来るの?また、、獣物??」
ぶんぶんと小枝を振り回す。

「おっと、その調子だと自分にあたるぞ。」
「あっ、」
コハクは小枝をひょいと、取り上げた。


「そういうことは俺に任せておけ。」
ぽんとトーコの頭に手を載せた。

念のため、トーコに結界を張っておくことにした。



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