龍神のとりこ
ジンのくちびるがシオウの胸の上に落ちる。

「シオウ、私はあなたと一緒にいきたいわ。歳を重ねても、どこまでも、いつまでも。」



お互いのくちびるが求め合う。

甘く噛んでは離れる。


「ん、、」




ジンの豊満な身体がシオウに寄せられる。


細い腰をそっと支える。


「愛している。」

「私も。愛しているわ。」


満ち足りた気持ちのなか、ふたりはふたたび求め合った。













横で眠る、愛しいジンを見つめながら、
『やはり』と、シオウは心を決めた。












やはり、コハクは始末しなければーーーー。

< 78 / 139 >

この作品をシェア

pagetop