龍神のとりこ
25.脱出
「巫女じゃない、、ふっ、、




そうか、、、くく。


お前たちは、まだ知らないらしいな。」

シオウが大きく笑った。光の玉は大きさを留めている。

今度はコハクが眉を動かす番だった。

「何の話だ。」



「ほんとに小僧だって話だ。」

光の玉が急激に輝きを増していく。

刃物のような風がコハクたちに吹き付ける。


「くっ、、」

ぽたり、、
「っ!コハク!」

何とか結界を張り続けるコハクの口から血がしたたれた。


「だ、、から、何の話だと、、」






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