龍神のとりこ
鉄の味が口に広がる。

「コハク、、」

「大丈夫だ。、、ぐっ、、」

トーコがコハクを支えるように彼を懐から抱き支える。「あたしなら大丈夫だから。」
ぐっと足を踏ん張った。

本当は怖くて堪らないはずなのに、
なのに、

支えたい。守りたい。


トーコの頭にはそれしかなかった。



トーコを抱いていたコハクの腕が空いた。

「トーコ、俺に、、しっかり掴まれ、、」
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