男装少女争・奪・戦 ~男子校とか無理だから!!~ 【完】

物語の鍵は

入ったのは九畳くらいの茶室

うわーい畳だ畳だ

じゃなくて!

和風美人さんと話してたのも畳だったしそこまで興奮することでもないかー……でもなくて!

何ノリノリになってんの

遊びに来てんじゃないから

心を助けに来てるんだから

気合いを入れるためにほっぺたをペチン

いったぁ……

痛いけど……気合いは入ったよな

よしよし

じゃあ早いとこ行動しなきゃ

しなきゃね

なのに……



あいつらどんだけ執念深いの!?



いつまで経っても俺を追ってきたやつらはいなくなる気配ナシ

あんたらがいなくならなきゃ俺行動できないんだけど

お前らがいなくなるまで待てと? 待てと?

断る!

時間がもったいないじゃんか

けどなぁ

外には出らんない

……ん、だったら

この部屋で手がかりを探せばいいんだ

きっとこの部屋に手がかりはある

あるよ、ある

こんなのただの勘だけど

ずっと待ち続けてる、なんて俺のガラじゃないもん

俺は待つよりも行動してる方が性に合ってるよ、やっぱり




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