終わらない英雄の記憶
王は抱きしめていた私を離し、私に本題を移されてくれる。



「あなたたちはバカですか?」



膝を伸ばし、王より高い位置から見下ろした。



普段なら死刑ものだ。



「フィンから聞いた。不器用にも程があるっ」



例え邪魔だと思っていても、彼はあなたの子なんだ。



「違うっ、邪魔なんかではないっ!!」



バンッと、机を叩き立ち上がった王に私は微笑んで言った。



「その気持ちを伝えてよ。
私はもう後悔なんて晴らせないけど、あなたたちはまだやり直せる」



思春期だった私は、親と喧嘩してしまった。




些細なことですぐに喧嘩して、いつも謝るのは両親の方だった。




でもある日、喧嘩した日の夜だった。
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