終わらない英雄の記憶
黒いフカフカのソファーに腰を下ろし、暖かい毛布を体に掛けた。


唯一の癒しは君だよ、毛布くん…。


毛布に抱きついたまま、ポケットから手帳を出す。


明日は、休みだ。


ウォッ!?休みだぁぁあ!!


そうだ、街に行こう。


今度は顔を出して。


みんなに会いに行こう。


どうせ明日は、王が家族団らんするだろうから。



私は明日会えることを胸に抱き、目を閉じた。
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