恋蛍~君の見ている風景~【恋蛍 side story】
「じゃあね、海斗。元気で」


「陽妃さんも、お元気で」


そして、あたしたちはほとんど同じタイミングで、全く逆の方向に向かって歩き出した。


東京の夜空に、ふたつの星が輝いていた。


サヨナラ。


今度は本当に、サヨナラ。


海斗。







< 107 / 223 >

この作品をシェア

pagetop