不良少女


キラキラ眩しいスマイルを私に見せられても…


「困るんだけど…」


私はどういう対応をすれば正解になるんだろうと考える。


「しゃーねぇなー、俺が遊んでやるよ」


でもマオは私の心境が分かったのか私の方を見てニカっと笑うと星夜とじゃれあい始める。


その光景を見送った後私は目を閉じて、ヘッドホンの音に耳を傾けた。


物事を何も考えずシャットダウンする為に…。


誰の声も聞こえないように、



あの人の事も、家の事も考えないように。
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