不良少女
俺が泣いたら、弱いところを見せたから2人は今以上に不安がってしまう。
どうにかしないと…。
「お兄ちゃんが守ってやるから2人は心配しなくていい。
何の問題もない」
墓や、葬式は父さんが取り仕切ってくれたお陰で俺たちにはあまり負担はかからなかった。
でも、俺たちは赤の他人。
全部の面倒を見せる訳にもいかず、それ以来お互い関わらないようにした。
金も、勿論本気で大変な時以外はいらないとだけ言って。