俺と結婚しろよ！

「明日からはリハだよな」




悠真も手応えを感じているらしく、機嫌は上々。

チームワークも抜群！




「咲良。

遅刻するんじゃねぇよ」




悠真はあたしに言う。





「また、玄のところ行くんじゃねぇよ!!」



「分かってるよ！」




あたしは顔を歪めて舌を出した。




痛いほど分かってる。

賢ちゃんは、あたしに本気にならないことくらい。

いいんだ、憧れの人で。

尊敬する、Fの玄でいいんだ。