俺と結婚しろよ!
「もし咲良が玄にフられたら、俺が……」
何か言いかけた悠真。
悠真の言うことは確かだけど、あたしの頭は賢ちゃんでいっぱいで。
「じゃ、また明日ね!」
悠真と大輝に手を振って、賢ちゃんに駆け寄っていたんだ。
五日ぶりに会う賢ちゃん。
……五日しか経っていない。
それでも、ずっとずっと会えなかった気分になる。
会いたかった、すごく会いたかった。
賢ちゃんを見るだけで、こんなにも身体全身でドキドキするなんて!