俺と結婚しろよ!
「えぇっ!?
咲良、もう歌詞出来たの?」
スタジオで、大輝が驚いてあたしに言う。
「うん……なんとなく閃いて」
そう言って、書いたばかりの歌詞を手渡す。
正直、二人に見てもらうのは恥ずかしい。
きっと、突っ込みどころ満載の、ダメダメ歌詞だから。
だけど昨日、眠っている賢ちゃんの隣にいたら、言葉が自然に思い浮かんできたんだ。
「うーん……」
悠真は歌詞を見て、複雑な顔をした。
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