俺と結婚しろよ!






「なぁなぁ!

久しぶりに会えたし、今度飯でも行かね?」




賢ちゃんはそう言って携帯を取り出す。

あたしは大きく頷いた。




すごく嬉しい。

賢ちゃんとご飯に行けて、色々話せるんだ!





あたしの前にいるのは、すごくすごく尊敬している玄なのに。

なのに、普通の賢ちゃんだから。

だから緊張も和らいでしまう。





「あ!飯もいいけど打ち上げは?」



「え……」




固まるあたし。




打ち上げって……

打ち上げってまさか……ーーーー




< 34 / 451 >

この作品をシェア

pagetop