俺と結婚しろよ!
「お前らも大概にしとけよ。
明日も仕事あるんだろ?」
優弥さんの言葉に、
「まぁな。社畜の蒼は、這ってでも出勤だろうな。
だけど俺は自分の店だし」
賢ちゃんが答える。
自分の店?
その言葉に違和感を感じた。
「慎吾は?」
「俺もFが忙しい時は、仕事減らしてる」
慎吾さんは相変わらずゲームに夢中だ。
話をしながらも、ありえない速度でボタンを連打している。
そして……
「あの……」
耐え切れなくなったあたしは、とうとう口を開いた。
「意味が分からないのですが」