ヤンデレ~禁断恋愛~
「…」
「…なにも言ってくれないんですか?」
どんどん公になる私の過去。嫌いになられても仕方ない。
「ずっと。ずっと前から知ってたでさァ。○○の腕が腫れていたとき。まだ付き合った最初くらいかなァ…もしかしたらこの子は俺とであって幸せになる運命なのかな…って…あ、上手く言えないけどさァ…」
少し悲しげに話す沖田さんの顔は私の目を見ていなかった。
ずっと下を見てーーーーーー

「沖田さん…私のこと嫌いになった…?」
うるんだ瞳のせいで沖田さんが見えない。でも、すぐに安心に変わった。

抱き締めてくれた。強く。離さないって伝えてるように。

「沖田さん…」
「○○…!」
沖田さんは私の唇を強引に奪った。舌を少し絡ませて…
「んっ…!はっ…お…きたさぁんっ…」
声が裏返り自分の声じゃなくなるようだ。
「…そそる…」
そうつぶやき、私を抱きしめもっと激しく舌を絡ませる。
「んっ…ひぁ…」
息が上がる。服の上から腕を握られておかしな声が出る。
ハァハァと息が聞こえ、耳が冷たくなってるのがわかる。
「…俺の家、連れてくでさァ…」
「は、はい…」
真っ直ぐ沖田さんの顔を見ることが出来ない。きっと今にも爆発しそうな顔をしてると思う。

高層ビルの15階。きれいな夜景を眺めることができ、なんともロマンチック。
「キレイ…沖田さん?あっ…ん!」
後ろから抱きつかれ耳をかぶりと噛まれる。
息づかいが荒くなり、沖田さんはカーテンを閉める。
ベットに倒され、ワイシャツが乱れる。
「俺以外にこの格好見せたくないでさァ…だから、許してくれよ…」
「あっ、沖田さん…やめて!ねぇ、やだ…!」
縄で縛られて身動きもできない。さらに視界が暗くなる。
次の朝は来ることなどなく、大好きな沖田さんの腕のなかで私は今も…



ーーーーーendーーーーー
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