無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
常務はデスクに向かわず、応接セットのソファに腰かけた。
執務室で過ごす午後三時は、こんな風にして軽い休憩をとる。
それは西園寺常務の習慣であり、
鈴木はそれを承知でこの部屋に入ってくる。
リラックスしたところでスムーズに通したい話があれば猶更だ。
珈琲を楽しみながら常務は書類に目を通した。
「昨夜のパーティで、
桜岡社長に君を娘婿にくれないかと言われたよ」
「そうですか」
「うちの役員たちも君を婿にと狙っているみたいだし
相変わらずモテモテだね」