無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 ぼかしてはあるが見覚えある街並みから、そこが梅濤だと特定できた。


 その通り沿いには西園寺洸が気に入っているフレンチのレストランがある。


 そして、そのレストランの先を進んでいくと、

 政界財界の大物の邸宅が軒を連ねている高級住宅地が広がっている。


 梅濤とはそういう場所だ。 



 鈴木はスルスルとスマートフォンの画面を滑らせた。



――これも…… これもだ




 脳裏に浮かべた地図に、写真が撮られた場所の印を付けていくと――

 
 もちろん全ての写真がそうだというわけではないが、

 ざっとみて場所がわかるものうち半数が中心に梅濤を置いた半径五キロ圏内にある……。
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