無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

――ん?


 でもなぜ突然友人Sのことを思い出したのだろう?


 もうすっかり忘れかけていたのに……と珈琲を飲みながら首を傾げた。



「どうかしました?」


「あ、いえいえ じゃあ私はこれで」



「あ、ありがとうございました」





―― 夕べ、見たパパの夢



『大丈夫、大丈夫だから ユキ』

『大丈夫ですか』


 パパの声と、友人Sの声……


 そのどちらにもハッキリとした記憶はないのに、なんとなくその二つが重なってくる……。




―― もしかして、友人Sの声は

 パパの声に似ていたのかもしれないな……?
< 144 / 316 >

この作品をシェア

pagetop