無垢なメイドはクールな彼に溺愛される


  ***


 
 そしてその頃、


 ユキと陽菜乃に噂をされていることなど知るよしもない鈴木は……


 まるで二人の会話を聞いていたかのように、

澱みなくカタカタとキーボードを打っていた指先を、ピタリと止めた。



 チッ


 柄にもなく舌打ちをした鈴木は

 <紳士>に受け止めてを、<真摯>に受け止めてと修正し、


うんざりしたように溜め息をついた。
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