無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

「すみません、半月ほど前になるかと思いますが

 落し物がなかったかと思いまして」


 彼女は鈴木を覚えていた。

「あ、鈴木さま! お久しぶりでございます

 よかった
 お預かりしているものがあるのですよ」


「……?」



 少々お待ちくださいと言って、

一旦奥に入ったフロントの女性は小さな紙袋を手に戻ってきた。



「あの時のご友人の女性が、

 後日鈴木さま宛に持ってこられまして

 ずっとお預かりしていたのです」
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