無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 そして大手ネット通販のギフトカード。


 フッ……


 くっくっく


 不思議そうに首を傾げるバーテンに

「なんでもありません、ちょっと思い出し笑いを」

 と言って、鈴木はクスクスと笑った。



―― 来なかったら処分していいと?

 三万円分のギフトカードが入っているのに?


 このギフトカードに決めるまで、彼女のことだ。恐らく考えに考えたのだろう。


 数ある商品券の中でこれを選んだのは、男でもネット通販なら利用するかもしれないと頭を悩ませた違いない彼女を想像し、

 鈴木はまたクスクスと笑った。
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