無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 クスクス


「こちらの仕事は過去最高です

 詰所は冷暖房完備ですし

 こんなに美味しいサンドイッチや珈琲を頂けますしね」


「あはは 崎田さんって冗談も言うんですね」



 ニッコリと笑った崎田は、

 次の瞬間キュっと唇を結んでユキをジッと見た。

「ユキさん、

 花菱百貨店の大石と付き合うわけじゃないですよね?」



「え? 付き合いませんよ」


「そうですか、それならよかった」

「アハハ…… やだなぁ崎田さんまで」

「え?」


「ある人にも反対されたんです

 簡単に男を信用しちゃいけないって」


「そうですよ、簡単に信用してはいけません

 ろくなことは考えていませんから」
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